この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
途方に暮れた男性から相談を受けました。その方は、交際相手の夫から不貞だと責められ、300万円もの慰謝料を請求されていました。さらに、夫側の弁護士から勤務先にまで通知が届いたりして、大変困惑されていました。
解決への流れ
依頼者は、女性と交際こそしていたものの、不貞行為には決して及んでいないということでした。そこで、相手方が不貞行為を主張している根拠や、類似の裁判例などを調査したうえで、相手方の請求額が事実に即しておらず、不当に高額であることを主張しました。その結果、“損害賠償金”ではなく、当初請求額の1割程度の“解決金”を支払う形での、不貞行為を前提としない和解を成立させるに至りました。
本件は、双方が何を主張し、どのような資料を所持し、そしてそれらが法的にどのように(有利又は不利に)はたらくのか、慎重に見極める必要のある事案でした。この依頼者のように、「自分の言い分は間違いないけど、相手にどのように伝えたらよいか分からない」という方には、法的な観点から積極的に主張していくお手伝いができると思います。また、弁護士にご依頼いただいた後は、通常は、相手方からの依頼者や職場への連絡は止まります。そのため、自分に非がないとはいえないケースであっても、不安な日々から抜け出すために、是非一度ご相談にお越しください。